介護職とは?

日常生活を問題なくこなせる人に比べ、高齢の方や病気やケガなどの都合で日常生活に支障をきたして困っている人たちがいます。
そんな人たちが安心して日常生活を送れるようにサポートしてあげるお仕事が「介護職」です。
老人ホームなどの高齢者施設をはじめとして、介護保険施設や、通所介護事業所、医療機関など、様々な施設で活躍する場があります。
お年寄りや体を思うように動かせない人たちの日常生活のお手伝い、そして身の回りのお世話をするお仕事です。
他にも日頃の悩みを伺って悩みを解決させるためにサポートをする相談援助を行う事も。
幅広く介護をする方へのサポートをするお仕事になります。
それぞれのお宅に直接伺って身の回りのお手伝いをする「ホームヘルパー」さんと呼ばれている方々も介護職に当てはまります。



介護のお仕事は体力勝負で大変そうというイメージもあるかもしれませんが、
実際に介護職に就いている方々は、多くの人たちと接する事が出来て楽しいと感じながらお仕事をしている方も多いです。
体力面についても、職種の選び方次第では体力を必要としないお仕事を選ぶという方法もあるので、お仕事の選び方次第で変わってきます。
そんな介護職のメリットをご紹介します。

自分の都合に合わせて働ける

介護で働く場は24時間体制でケアする施設だけではありません。
介護施設を利用する方々は介護のレベルによりケアに違いがありますので介護職は自分が希望している条件を元に探せるというのがメリットです。 例えば、平日の日中だけのお仕事を希望しているならデイサービスのお仕事を探すというのも可能ですし、扶養範囲内を希望している方はパートタイマーで介護のお仕事をしている人もいます。 収入を増やしたいという人は入所型の介護施設で募集している夜勤専従スタッフを選べますし、直行直帰がいいという場合は訪問介護もおすすめです。 自分の希望や生活の都合に合わせて探せるというメリットがあります。

年齢による制限はない職業

介護職は、女性でも活躍できるという点、そして年齢による制限も少ないという点にも注目してください。 意外かもしれませんが、「全介護労働者の1割は65歳以上」(※介護労働安定センター「平成30年度介護労働実態調査結果」より引用)という結果が出ています。 介護職としての働き方は様々な選択肢がある中、シニア世代が活躍している事を考えると、働いていく中であまり年齢に関する限界を心配せずお仕事ができるというのは大きなメリットです。 長期に渡って安定したお仕事ができるという理由で、これまで違う職に就いていたという状況から介護職に転職する方も増えてきています。

介護施設の利用者から学ぶ事も

介護をする人たちは高齢の方が多いです。 つまり人生の先輩たち。 そんな人たちとコミュニケーションをとっていくうちに新たな気づきや考え方、とらえ方等色々と学べるものがある、そんな自分にとってプラスとなる機会も多いお仕事です。
このように自分の都合や希望に合わせて仕事を探せる、長期に渡って介護職を続けることができる、介護のお仕事を通じて学ぶ事も多いなどで転職する人が増えつつある介護職。 介護職のおかげで自分の家族が介護を必要になった際にとても役立ったという人も多くいます。

仕事の流れ

日常生活を問題なくこなせる人に比べ、高齢の方や病気やケガなどの都合で日常生活に支障をきたして困っている人たちがいます。
そんな人たちが安心して日常生活を送れるようにサポートしてあげるお仕事が「介護職」です。
老人ホームなどの高齢者施設をはじめとして、介護保険施設や、通所介護事業所、医療機関など、様々な施設で活躍する場があります。
お年寄りや体を思うように動かせない人たちの日常生活のお手伝い、そして身の回りのお世話をするお仕事です。
他にも日頃の悩みを伺って悩みを解決させるためにサポートをする相談援助を行う事も。
幅広く介護をする方へのサポートをするお仕事になります。
それぞれのお宅に直接伺って身の回りのお手伝いをする「ホームヘルパー」さんと呼ばれている方々も介護職に当てはまります。

介護のお仕事内容

主なお仕事は身体介護と生活援助になりますが、その他の支援も行い、介護利用者が安心して生活できるサポートを行っていきます。

入浴介助

お風呂で体を洗ったり洗髪をお手伝いします。
入浴後にさっぱりしたー、と喜んでくれる姿を見ると介護していてよかった!とうれしくなります。

排泄介助

排泄するタイミングを見つつ、おむつを替えたりトイレ介助として排せつのお手伝いをします。

移乗介助

トランスファーといって乗り移るための介助。
車いすを利用している人たちをベッドやトイレに移動する際に介助してあげます。通院時に車への乗降車がありますので、その際もお手伝いします。

食事介助

噛む力、飲み込む力は人それぞれ。個人に合った食事形態で食べるためのお手伝いをする事で五感が刺激されます。
食事をおいしい!楽しい!と思ってもらえるようにお手伝いするお仕事です。

口腔ケア

口の中は細菌も多くなりがち。
肺炎の原因にもなりますので、予防するためにも歯ブラシで口腔内を清掃するお手伝いをします。

 

お仕事の流れの一例

お仕事のイメージをしやすいように、特別養護老人ホームで働く介護職員の一例をご紹介します。 特別養護老人ホームの場合は24時間体制、交代での勤務です。 一例としてイメージしてみてください。

起床時

着替え、洗面、排泄の介助

朝食

食事、服薬の介助

午前中の主な作業

介助記録の作成、リネン交換、居室の清掃、カンファレンス、利用者と一緒に体操など

昼食

昼食準備、食事や服薬の介助

午後の主な作業

必要に応じて排せつや入浴の介助
利用者さんと一緒に趣味活動や手作業
おやつの準備や食事の介助
利用者や利用者家族の相談

夕食

夕食の準備や食事、服薬の介助
歯磨きなどの洗面介助

夜間

就寝するための着替えやベッドへの移動などの就寝介助
利用者さんに応じて排せつ介助
巡回

介護資格について

介護事業所の介護業務に関してですが、どなたでもチャレンジできるお仕事です。 これまでのお仕事で収入や仕事量が減ってしまい、別の分野のお仕事にも興味があるという人が、介護職に新たにチャレンジをするといった例が増えつつあります。 資格がなくてもできるお仕事はありますが、介護職に有利な資格があります。 数ある介護職に関する資格の中でも「介護福祉士」「介護職員初任者研修」を持っている方は就職にも有利になりますので、機会があったら取得してみてはいかがでしょうか。 実際に未経験で介護職をスタートしてお仕事をしつつ、資格を取得するという方も多いです。

介護福祉士

介護職に関する資格では唯一の国家資格です。
国家資格のため取得する難易度も高めではありますが、キャリアを目指す人にとっては取得しておきたい資格でもあります。
受験資格には条件があり、
・介護施設での実務経験3年以上
・実務者研修を修了する
この2つをクリアして国家資格に合格する必要があります。
ただし福祉系高校、養成施設を卒業すると受験資格が緩和されます。

介護職員初任者研修

以前はヘルパー2級と呼ばれていた資格です。
基本的な介護の知識と介護技術の習得を証明してくれる資格でもあります。
身体介護のお仕事をするにあたってはこの介護職員初任者研修の資格が必要です。
資格取得は研修を受講し修了試験に合格する必要があります。なお一部では通信制により取得できます。
介護職を目指している人にとっては取得しておいた方が色々と就職活動にも有利になる資格です。。

他にも介護職関連として以下の資格があるので必要に応じて取得しておくと仕事に役立ちます。
参考にしてみてください。

介護福祉士実務者研修

介護職員初任者研修より発展的・専門的な資格です。
サービス提供責任者としても働けるようになります。

介護支援専門員
(ケアマネージャー)

利用者にとってベストな介護サービスを提供できるようにケアプランを作成するコーディネイターのような役割。
ケアマネとも呼ばれています。

喀痰吸引等研修

医師の指示や看護師との連携のもと利用者の「たんの吸引」「経管栄養」の実施をするための研修です。

お給料例

介護職への転職を考える際に気になるのが「どのくらいのお給料なのだろうか?」という部分だと思います。 勤務する施設によってお給料自体に差が出てしまうので、参考として厚生労働省が発表している「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果 」を元にご紹介していきます。 一例としてイメージしてみてください。
●介護従事者の時給・日給・月給の平均
令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果によりますと、月ごとの収入平均が以下のようになります。

介護従事者等の平均給与額等
(時給者)常勤

・介護職員
令和2年 218,210円
平成31年 206,090円
差     12,120円

・生活相談員・支援相談員
令和2年 231,080円
平成31年 214,990円
差     16,090円

介護従事者等の平均給与額等
(日給者)常勤

・介護職員
令和2年 228,330円
平成31年 214,410円
差     13,920円

・生活相談員・支援相談員
令和2年 213,680円
平成31年 208,540円
差    5,140円

介護従事者等の平均給与額等
(月給者)常勤

・介護職員
令和2年 315,850円
平成31年 300,120円
差     15,730円

・生活相談員・支援相談員
令和2年 343,310円
平成31年 332,980円
差     10,330円

このように時給制よりは日給制、そして月給制契約の人の方がもらえるお給料の平均額が高い傾向です。
そして平成31年と比較してみても1万円前後、月額のお給料が高くなっている事がわかります。

勤続年数は長くなるほど高い傾向に

勤続年数とお給料は違いが出てくるものなのでしょうか?
こちらも同様に「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」を元にしてご紹介していきます。

令和2年介護職員の平均給与額等(月給・常勤者)
1年  283,480円
2年  287,940円
3年  291,010円
5年  296,930円
7年  311,680円
10年  326,830円
15年  348,530円
20年以上 390,960円

介護職全体の平均という形になりますが、見てみると勤続年数が長くなれば長くなるほどもらえるお給料の額が上がってきている傾向です。
勤続年数の長さに伴って資格などを取得する機会もありますし、年数が長くなるとキャリアアップもしている部分でお給料が高く評価されている事が考えられます。
長く続けていく分だけ、キャリアアップ、お給料アップも期待できるお仕事です。

※以上、厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」より引用
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/index.html